アナウンサー
中島 彩
72回目の夏
2017/8/9 Wednesday 09:31 PM
長崎は72回目の原爆の日を迎えました。


私にとっては
長崎に生まれた者として
そして、報道に携わる者として
自分に何ができるのか、改めて考える日でもあります。



きょうは、式典会場の平和公園に放送席を設け、
式典の様子を生中継でお伝えしました。

番組では、
日本原水爆被害者団体協議会の事務局次長、和田征子さんと、
第20代高校生平和大使の溝上大喜さんをゲストにお招きし、
国連で採択された核兵器禁止条約などについてお話を伺いました。


(左から:中島、溝上さん、和田さん、番組ディレクターの白方アナ)


和田さんとお話をする中で
「この日を年中行事にしてはいけないんです」という言葉がとても印象に残りました。
"原爆の日だから祈りを捧げる"のではなく、"日々の祈りの中で原爆の日を迎える"。
私は"平和ボケ"をしていたな、とハッとさせられました。


被爆者の平均年齢は81歳を超え、
「伝えること」の意義がますます大きくなってきます。


長崎で報道に携わる者として
一人でも多くの被爆者の方にお話を伺い、
伝えていかなければならないと決意を新たにしました。

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