海上自衛隊ヘリ墜落1人死亡7人行方不明の事故 搭乗の隊員全員の名前を公表《長崎》

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長崎 2024.04.23 20:43

海上自衛隊のヘリコプター2機が訓練中に墜落した事故について防衛省は23日、すでに公表していた機長2人に加え、搭乗していた隊員全員の名前を公表しました。

事故は、20日夜、海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落し、1人が死亡、7人が行方不明となっているものです。

防衛省によりますと、大村航空基地所属の1機には機長として松田拓也3等海佐が、副操縦士として西畑友貴2等海尉、航空士として、福留崇文3等海曹と甲斐仁蔵海士長が搭乗していて、西畑2等海尉の死亡が確認されたということです。

事故は、部隊の技量を指揮官が評価する「査閲」の一環として、潜水艦をより実戦に近いかたちで捜す訓練の中で起きたということです。

また、防衛省関係者によりますと、互いの位置情報などを無線で共有する「僚機間リンク」と呼ばれるシステムを使用していなかったということです。

このシステムを使わないで訓練を行うこともありますが、その場合も目視やレーダー情報の確認など、複数の安全対策を行うことになっていて、事故調査委員会が詳しい事故原因を調べています。